Psychtoolboxは、視覚と聴覚刺激を作成するToolboxである。MATLABとの組み合わせにより、心理学や神経科学の実験を構築する。画像を読み込む方法から試していき、簡単な心理学実験プログラムの構築をまでを目指す。
スクリプトの作成
「ホーム」タブで「新規スクリプト」をクリックして関数を宣言し、関数名と同じ名称でファイルを保存する。
function show_image()
変数mainWindowを作り、関数Screenでウィンドウの開き方を設定する。Screenのパラメータの内容は「ウィンドウを開く,表示対象はモニタ,背景色は黒」とした。
main_window = Screen('OpenWindow', 0, 0);
画像の読み込みには関数imreadを使い、パラメータにファイルへのパスを指定する。ファイル名は「 ‘ ‘ 」で囲み、Psychtoolboxのサンプル画像「car1.jpg」を表示するときは以下のようにする。
% サンプル画像「car1.jpg」を読み込む場合
image_data = imread('car1.jpg');
変数imageTexを作り、読み込んだ画像からテクスチャーを作成し、作成してあったウィンドウに描画する。
image_tex = Screen('MakeTexture', main_window, image_data); Screen('DrawTexture', main_window, image_tex);
作成した画像を画面に表示する。画像が表示されたままでは困るので、クリックするとウィンドウが閉じるようにして完成させる。
Screen('Flip', main_window); GetClicks; Screen('CloseAll');
以下が完成したプログラムとなる。「エディター」タブの「実行」ボタンをクリックして結果を確認する。
function show_image() main_window = Screen('OpenWindow', 0, 0); image_data = imread('car1.jpg' ); image_tex = Screen('MakeTexture', main_window, image_data); Screen('DrawTexture', main_window, image_tex); Screen('Flip', main_window); GetClicks; Screen('CloseAll');