Psychophysics Toolbox Version 3 (PTB-3)は、視覚および神経科学研究用のMatlabおよびGNU Octave関数の無料セットである。これを使うと、正確に制御された視覚および聴覚刺激が簡単に合成・呈示・観察者の反応を計測することができようになるため、多くの心理学実験用のプログラム作成に使われている。
Psychtoolboxのインストール
Windowsでは、Psychtoolboxをインストールする前にSubversionとGStreamerをインストールしておく必要がある。PsychtoolboxのWebサイトを訪れ、「Download」セクションに記載されている各OSのインストール手順の説明をよく読んでからインストールすること。ここで紹介するのは大まかな流れになる。
- Windowsの場合は、Psychtoolbox-3をする前にSubversionをインストールしなければならない。SlikSVNのWebサイトを訪れ、適切なbit数のWindows clientをダウンロードし、セットアップタイプは「Typical」を選んでインストールする。
※MacOSX Leopard(10.5)以降で、XCodeがインストールされている場合はスキップできる。 - Psychtoolboxのインストーラー をダウンロードし、解凍されたファイル(DownloadPsychtoolbox.m)をデスクトップに移動する。
- Windowsの場合、C:ドライブを開いて、中に「toolbox」とい名称のフォルダを作成する。そのフォルダ内にデスクトップにダウンロードしたインストーラ「DownloadPsychtoolbox.m」を移動する。
※MacOSX の場合はこの作業は不要(ファイルはデスクトップに置いたまま)。 - Windowsの場合、マルチメディアサポートを必要としない場合でも、gstreamer.freedesktop.orgを訪れ、ダウンロードページからMSVC 64-bit 1.16.0runtimeまたはそれ以降のバージョンをダウンロードしてインストールしておく必要がある。開発向けにはdevelopmentもインストールしておこう。
※MacOSXの場合はインストールの必要はない。 - GStreamerのインストーラを起動して、インストール途中で選ぶセットアップタイプは「Custom」にする。
次の画面で「Gstreamer 1.0」のアイコンをクリックして、メニューから「Entire feature will be installed on local hard drive」を選び続行する。 - Psychtoolboxのインストールは、Windowの場合、MATLABを起動して以下のコマンドを入力して実行する。
>> cd C:\toolbox
>> DownloadPsychtoolbox('C:\toolbox')
※MacOSXの場合は、以下のコマンドを入力して実行する。
>> cd ~/Desktop
>> DownloadPsychtoolbox
インストールが始まり、最後に「Enjoy!」と表示されれば完了。RETURNかENTERキーを押す。